昭和歌謡界の伝説的歌手・ちあきなおみさん。代表曲「喝采」や「黄昏のビギン」など、心に染み入る名曲を数多く残し、今なお多くの人々に愛されています。
しかし、1992年の芸能界引退以降、長らく公の場には姿を見せていません。
「ちあきなおみさんは今どうしてるの?」「引退の理由は?」と、気になる方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は
- ちあきなおみさんの現在の様子
- 芸能界引退の理由
- 夫・郷鍈治さんとの馴れ初め
- ちあきなおみさんは、なぜ今も注目されるのか?
主にこの4つについてついて、最新情報を交えながらわかりやすくご紹介します。
最後まで読んでいってください!
さっそく本題にいってみましょう!
広告があります
ちあきなおみさんの現在の様子

ちあきなおみさんの“今”は?【2024〜2025年の最新動向】
1992年より長らく芸能活動をしていないちあきなおみさんですが、2024年以降に再注目される動きが続いています。
現在(2025年)は、都内に所有する不動産の家賃収入を主な生活の糧として、静かに暮らしているようです 。
月命日には夫・郷鍈治さんのお墓参りを欠かさない、という報道もあり、夫との絆は今も深いと伝えられています 。
✅ 2024年6月:公式YouTubeチャンネル開設
- 2024年6月10日に【ちあきなおみ公式YouTubeチャンネル】が開設。
- 同日に、全シングル&オリジナルアルバムのデジタル配信もスタート。
「喝采」「紅とんぼ」「夜へ急ぐ人」などの貴重な音源や映像が、順次公開中。
✅ 2024年9月:NHK BSで特番が放送
ちあきなおみ〜NHK秘蔵映像で贈るデビュー55周年〜
初回放送日:2024年9月16日
2024年デビュー55周年を迎えた歌姫・ちあきなおみさんのNHKアーカイブスより貴重な歌唱映像を一挙放送されました!
- 2024年7月、NHK BSにて 『ちあきなおみ〜NHK秘蔵映像で贈るデビュー55周年〜』 が放送。
- リリー・フランキーさんのナビゲートのもと、過去の名演「喝采」「雨に濡れた慕情」「夜へ急ぐ人」他11曲を特集。
NHK BS 2025年7月14日でも、『アナザーストーリーズ ちあきなおみ ~喝采と沈黙の間で~』が放送されるように、引退しても尚、ちあきなおみさんがいかに愛され続けているのかがよくわかります。
歌手活動は再開していませんが、2024年には未公開映像やライブ映像がBSやYouTubeで放送・公開されました。
また、ちあきなおみ さんの楽曲が サブスク解禁されました。
公式YouTubeチャンネルでは「喝采」のMVや貴重なステージ映像も視聴可能です。
現在の生活スタイル
- 芸能活動は事実上の引退状態ですが、正式な引退宣言はしていません。
- 東京都内のマンションに住み、亡き夫・郷鍈治さんのお墓の近くで静かに暮らしているようです 。
- 月命日やお盆には欠かさずお墓参りをしている姿が目撃されており、心穏やかな日々を送っていると報じられています 。
🎵 音楽活動・作品の動き
- 2024年6月10日にデビュー55周年を記念して、過去の楽曲がサブスク解禁されました。これにより若い世代からも注目を集めています 。
- 近年は「微吟」「残映」「銀嶺」などのコンセプトアルバムがリリースされており、本人の意向を尊重した自然な形での展開が続いています 。
💬 関係者との交流
- 元テイチク社長の東元晃さんとは現在も連絡を取り合っているそうで、電話で世間話をするなど元気な様子が伝えられています。
- 「復帰はしない」と本人が語っていたとされ、芸能界復帰の可能性は極めて低いと見られています 。
💰 収入と仕事
- 不動産経営をしており、都内のビルやアパートから安定した収入を得ているとのこと 。
- 楽曲の印税もあり、年収1500万円以上とも推測されています 。
ちあきなおみさんアマゾン公式サイト
芸能界引退の理由

ちあきなおみさんの引退理由は「愛する夫を失ったこと」
ちあきなおみさんは、1992年に芸能活動を突然停止しました。
そのきっかけは、最愛の夫・郷鍈治(ごう えいじ)さんの死です。
「私は郷さんのために歌っていたんです。だから、もう歌うこともないし、幸せを感じることもない」
出典:ニュースポストセブン
ちあきなおみさんの夫・郷鍈治さんとの馴れ初め

ちあきなおみさんと最愛の夫・郷鍈治(ごう えいじ)さんの出会いは、1973年にさかのぼります。
2人の出会いは、1973年のテレビドラマ『くるくるくるり』で宍戸錠さんとの共演がきっかけ。
共演者である宍戸錠さん(郷さんの実兄)を介して出会ったと言われていますが、ちあきなおみさんの方から紹介して欲しいと頼んだというエピソードがあります。
「73年に『くるくるくるり』(日本テレビ)というドラマで俺とちあきは夫婦役をやった。あの頃は、ちあきとは本当によく喋っていた。ある時、ちあきが“誰かいい男を紹介してくれない”というから、“だったら、弟の鍈治はどうだ”と言ったんだよ。そしたら、ちあきは、“ああ、それいい!”って喜んでさ。俺はそれを見てピンと来たね。(郷を)狙っていたんだよ。その頃、鍈治は離婚したばかり。子供もいなかったから、“ちあきのことどう思う”って聞いたら、“悪くない”って言うんだ。“じゃあ、ちあきに会わせる”といって赤坂の『ポイント・アフター』という店で引き合わせたんだよ。二人はその日のうちにデキたみたいだったな」
出典:宍戸錠さんが語った義妹「ちあきなおみ」との仲 復帰して弟のために歌えよ… デイリー新潮
出会いからすぐに意気投合し交際へと発展しました。
1978年に結婚するまでの5年間(1973年〜1978年)、郷鍈治さんは俳優として活動を続けながらも、ちあきなおみさんのステージや収録現場に頻繁に同行し、常にちあきなおみさんを近くで支える存在として寄り添っていました。
ちあきなおみさんが郷鍈治さんと結婚したのは、1978年5月29日です。
この日は郷鍈治さんの41歳の誕生日でもあり、ちあきさんにとっても特別な意味を持つ日だったようです。
1978年には結婚し、郷鍈治さんは芸能界を引退。 その後はちあきなおみさんの個人事務所「セガワ事務所」の社長兼マネージャーとして支える存在となりました。
ちあきなおみさんの夫・郷鍈治(ごう えいじ)さんが亡くなったのは、1992年9月11日です
死因は肺がんで、55歳という若さでした。
広尾に開いた喫茶店「COREDO」は、芸能関係者が集まる人気の憩いの場となりました。
のちに脚本家・桃井章氏によって屋号が引き継がれ、小劇場やバーとして運営された時期もあり、時代を越えて芸能文化の交差点として機能していたことがうかがえます。
“戦友のような夫婦”と称されたちあきなおみさんと郷鍈治さんは、深い信頼と絆で結ばれていました。
夫・郷鍈治さんとは

ちあきなおみさんが生涯を通じて深く愛したのは、俳優・郷鍈治(ごう えいじ)という男性でした。
郷鍈治(ごう えいじ)さんは、1960年代から70年代にかけて数多くの映画やテレビドラマに出演した名優です。
硬派な役柄を得意とし、ヤクザ映画やアクション作品で強烈な存在感を放っていました。
🎬 代表的な出演映画
- 『無頼』シリーズ(1968年〜)
- 『直撃!地獄拳』シリーズ(1974年)
- 『新幹線大爆破』(1975年)
- 『仁義の墓場』(1975年)
- 『子連れ殺人拳』(1976年)
- 『脱走遊戯』(1976年)
- 『化石の荒野』(1982年)
📺 代表的なテレビドラマ
- 『仮面ライダーV3』(1973年)キバ男爵役
- 『勝海舟』(1974年)近藤勇役
- 『プレイガール』シリーズ(1970年代)
- 『大江戸捜査網』『水戸黄門』『太陽にほえろ!』などの時代劇・刑事ドラマにも多数出演
彼の演技は、悪役からコミカルな役まで幅広く、筋骨隆々の肉体を活かしたアクションも魅力のひとつでした。
ちあきなおみさんは、なぜ今も注目されるのか?

ちあきなおみさんは、なぜ今も注目されるのでしょうか?
- 昭和の歌姫として「圧倒的な歌唱力」と「表現力」が再評価されている
- 若い世代が「昭和歌謡」を掘り起こす流れがあり、動画視聴でファンになる人が続出
- 「引退後も再放送や新たな発掘番組で語り継がれる存在」
年代 | 活動内容 |
---|---|
1969年 | 歌手デビュー(「雨に濡れた慕情」) |
1972年 | 「喝采」で日本レコード大賞を受賞 |
1970〜80年代 | 歌謡番組・バラエティ・舞台など幅広く活躍 |
1992年 | 夫の死去を機に活動休止・事実上の引退 |
🎵 主な代表曲(ほんの一部)
- 喝采(1972)
- 紅とんぼ
- 夜へ急ぐ人
- 黄昏のビギン
- 伝わりますか
- 役者
🎤 特に「喝采」は“失恋と喪失”を歌いながらも圧倒的な表現力で、日本歌謡史に残る1曲となりました。
🥀 喝采は夫の歌ではなかった?——本当に想いを込めた歌とは
ちあきなおみさんの代表曲といえば、やはり「喝采」を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。
この曲は、ステージ上で愛する人の死を知った歌手の葛藤を描いた名曲。しかし実は——この「喝采」は、夫・郷鍈治さんへの想いを込めた歌ではなかったのです。
それでは、ちあきなおみさんが本当に夫へ捧げたと思われる曲は何だったのでしょうか?
🌺 最後のシングル「紅い花」——別れの前に咲いた愛のうた
1991年にリリースされた「紅い花」は、ちあきなおみさんにとって最後のシングル曲となりました。この翌年、ちあきなおみさんの最愛の夫・郷鍈治さんは肺がんでこの世を去ります。
🎵 歌詞の一節:
散ってしまえばそれまでと
わかっていても愛しい人
この部分には、どんなに儚くとも咲かせずにはいられなかった愛が込められています。病と向き合う夫を見守る中で、ちあきなおみさんが感じていた想いがそのまま映し出されているようです。
「あなたに咲かせた紅い花」
——この“紅い花”とは、ちあきなおみさん自身の命のような愛だったのかもしれません。
当時のインタビューや関係者の証言からも、「この曲を最後に、彼女は全てを歌に込めて幕を閉じた」とされています。
🌼 「祭りの花を買いに行く」——静かに生きる者の祈り
もうひとつ、ファンの間で“夫婦の物語が映し出された曲”として語り継がれているのが、「祭りの花を買いに行く」です。
🎵 歌詞の一節:
あの人の好きなあの花を
思い出だけが風に咲く
郷鍈治さんが好んだ花を、ひとり買いに行く——その情景は、あまりに静かで、あまりに切ない。
「今はただ 一人きりの帰り道」
——愛する人がもういない日常の、静かな重みが伝わってきます。
この曲は、郷鍈治さんがまだ生きていた頃に、彼の全面的なプロデュースによって完成された楽曲。“ふたりの共同作業”として誕生し、やがて“彼のいない世界”を映す作品となったのです。
🕯️ 愛と歌に捧げた人生が、ここにある
ちあきなおみさんが引退を決意した背景には、夫を失った喪失感と、「彼のために歌ってきた」という明確な理由がありました。
「喝采」ではなく、「紅い花」や「祭りの花を買いに行く」こそが、ちあきなおみさんの“愛の集大成”といえるのかもしれません。
そして今、その歌声はサブスクやYouTubeで再び蘇り、多くの人の心を震わせています。
それはまるで——時を越えてなお、ちあきなおみさんと最愛の夫・郷鍈治(ごう えいじ)さんが紡いだ愛が、歌として生き続けているかのように。
🎧 あなたも、ぜひ聴いてみてください
ちあきなおみ Official YouTube Channel
まとめ
ちあきなおみさんは現在、芸能活動をしていないものの、公式YouTubeやNHK特番などを通じて再評価の波が起きています。
最愛の人を失い、歌うことをやめたちあきなおみさんですが、その楽曲は今もなお世代を超えて人々の心に響いています。
何年経っても色褪せることのない存在感。
これからも、見守っていきたいと思います。
ありがとうございました!
コメント